いらないものを捨てると、運が良くなる効果があるらしいというのを耳にした事はありませんか？
目には見えない運が、どうしていらないものを捨てることで上げられるのか不思議ですね。
そして開運方法の中でも、最もスタンダードでポピュラーと言われるのがお掃除です。
特に玄関や水回りを掃除することで、金運が上がるとも言われますので、日々お掃除に励んでいる方も多いことでしょう。
しかし日々のお掃除でも何となく変わった気がしない方は、お掃除をするスペースそのものを、まず見直してみると良いでしょう。
お掃除による開運の基本は、スッキリさせることで良い気の巡りを促すことにあります。
特に玄関先などは外から入ってくる気の流れを阻害させないために、床に余計なものを置かないようにとすすめられています。
しかしいざ実行に移すとなると、玄関先だけでなくリビングも寝室も子供部屋も水回りも…とにかくモノが多くて意外と苦戦してる方も多いのではないでしょうか？
清掃と整理整頓は、お互いに相関関係にあるとはいえ、本来ほこりやよごれを取る清掃と、モノの整理整頓とで、作業としては別のものです。
そしてモノの整理整頓の前には、必ずモノの取捨選択という作業があります。
今回はこのモノの取捨選択を、不要な物を減らし、生活に調和をもたらすための断捨離と開運という観点から見てみましょう。
断捨離でいらないものを捨てる効果①空間が生まれる
開運を目的にいらないものを捨てると、一体どんな 効果が期待できるのでしょうか。
その一つが空間（スペース）をあなた自身が所有できるという事です。
あなたは自分がいつ使うかの分からないものを保管するのに、一体自分自身がどれ程のお金を、年間支払っているか考えた事はありますでしょうか。
同じ金額を、別の投資や貯蓄に回せばどのような人生が歩めたかイメージしたことはありますか？
捨てたいけどなかなか踏ん切りがつかなくて…という方は、住まいが持ち家であっても、賃貸であっても、スペース＝お金だという事実を今一度考えてみましょう。
特に賃貸の人はあなたが日々仕事などで得た収入は、いるかいらないか分からないものを置いておくために消えていってしまっています。
日々それを使ったり、眺めたりする事であなたや家族に心のうるおいを与えてくれているようなものなら、空間を共にする価値はもちろんあります。
しかし、そうした存在理由すら疑わしいモノを背負うために、あなたは空間を維持し、そのためのお金を使い続けるのでしょうか？
いらないモノを捨てれば、空間が生まれ、そこには見た目の余裕が生まれます。
人は視覚から多くの情報を得ると言われますから、空間に生じた見た目の余裕は、あなたの思考や心理状態にも影響を与えます。
ゆとりある空間からは、ゆとりある考え方や判断力が培われるのです。
いつ使うか分からない包装紙や読み終えた雑誌、好みではないけど何となく捨てられないプレゼントよりも、空間の余裕でクリアになったあなた自身の思考の方が、人生においてよほど価値が高いのではないでしょうか？
断捨離でいらないものを捨てる効果②時間が生まれる
断捨離でいらないもの 捨てることで期待できる開運の効果に、時間のゆとりが生まれる事が挙げられます。
ちなみにあくまで一般的な話ですが、運気や金運が悪いと嘆く方の傾向として、運をとても狭い範囲で限定して考えている点があります。
例えば職場の人間関係が芳しくない、仕事運・対人運が良くない…と嘆いている人を観察してみると、そうは言っても身体が健康だったり、家族とは無事過ごせていたりするのです。
そこで健康運に恵まれている！家庭運に恵まれている！と自己定義出来ることに気付けないのが、ズバリ「運の悪さ」の正体です。では話を断捨離に戻しましょう。
断捨離でいらないものを捨てると、当然ものが減ります。
ものが減るということは、ものにかける時間も減るということです。
ものにかける時間とは具体的にどのようなことでしょうか？
まずは手入れにかかる時間です。季節に応じた衣類の衣替えはもちろん、皮革製品の靴やバッグであれば、使用していない時も、風通しなどのメンテナンスが必要ですね。
食器であれば普段は使っていなくても、食器棚を衛生的に保つために、定期的に全て出して手入れも行うでしょう。
バスルームや洗面所に置かれたボトル類も、きれいに保つには都度ボトルの口や本体、底を拭く必要があります。
落ち着いて考えてみましょう。
慣れや手際の良さを研究はすれど、こうしたモノが多ければ多いほど、かかる時間は増えるのが自然です。
そして時間＝お金、時は金なりです。
あなたの所有するモノの多さは、実際は金運を下げているのと同じことなのです。
であれば、逆もまた然り。
モノを減らすことで、そこにかかる時間を節約し、結果的に金運を上げられるのです。
断捨離でいらないものを捨てる効果③自信が生まれる
断捨離と聞いて、いらないものを捨てることだと漠然としたイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかしただやみくもにモノを捨てるだけでは、単なる片付けに終わってしまい、十分な変化は望めません。
ちなみに断捨離とは元々は断行（だんぎょう）・捨行（しゃぎょう）・離行（りぎょう）という、ヨーガの行法を応用からきています。
「もったいない」という固定観念で凝り固まってしまった心を解放し、身軽で快適な人生を送ることを目的に提唱された考え方なのです。
ですから、断捨離に着目するのなら、まずは家にずっとあるいらない物を捨てる。
そうすることで物への執着を無くし、自身で作り出している重荷からの解放を得てこそ、本来の目的を果たせているのです。
定期的に不用品は処分しているのに、何となく運気が上がった気がしないなという方は、まずはこの心の解放感をバロメーターにしてみて下さい。
そしてイライラしながら、捨てたのに変わらないけど！と感じているあなたは、今度は逆に残したモノをよくよく吟味してみて下さい。
あなたは本当にそれが好きで残しましたか？
人は自分が好きなモノに、出来れば好きなモノ「だけ」に囲まれていると、自然と幸福感が高まります。
嫌な気分になったり、テンションが下がるものが目に入らないのですから、当然ですよね。もしまだピンとこないようであれば、更に吟味をすすめましょう。
そうしてあなた自身が「自分はこれが好きなんだ！」と目に見えてスッキリと確認できるようになると、即ちあなた自身への信頼感・自己肯定感、自信がはっきりと感じられるようになります。
自分への理解度が深まると、他人への接し方も丁寧になり、仕事の選び方も自然と変わってきます。
モノが増えてしまう前に、ぜひ定期的・継続的に見直しを行って下さいね。
まとめ
いらないものを捨てる断捨離がなぜ開運で効果を出せるのか、今回はかなり丁寧にお伝えしました。
ただモノを捨てるだけではなく、捨てることを通じて空間と時間を生み出し、取捨選択を通じて、あなた本来の自信が取り戻せる理由をお分かり頂けたのではないでしょうか。
モノを溜め込むのには、モッタイナイの奥に必ず本当の理由があります。
しかし不安や自信の無さはモノで埋めることは出来ません。
むしろ断捨離を通じスッキリとした住環境を過ごすことで、あなたが元々持っている素晴らしい資質に気付きやすくなります。
これこそが、開運の秘訣なのです！
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