あなたはご自分が運のいい人だと思っていますか?
それとも自分はとにかく運が悪いと思っていますか?
時には不運なことが続けざまに起こって、どうして自分はこんなに運が悪いんだと思うこともあると思います。
今回はそんな時こそ読んでいただきたい運のいい人のエピソードをご紹介していきながら、運を味方にするコツをご紹介します。
運がいい人エピソード① 九死に一生
運を味方にして九死に一生を得た一人の青年がいました。
彼は自転車にたくさんの荷物を積んで走っていて、路面電車のレールの上でスリップして自転車ごと転んでしまったのです。
その時、倒れている彼の目の前に路面電車が迫ってきました。
電車に轢かれると思った瞬間、電車は彼の2メートルほど手前で止まりました。
また彼は夏に船で荷物の積み下ろしを手伝っていて、足を滑らせて海に落ちてしまいました。
彼は泳げず、バチャバチャともがくしかありませんでしたが、なんとか溺れずに船に助けあげられました。
このエピソードを聞いてあなたはどのように思いましたか?
どちらの話もそこで死んでしまってもおかしくないぐらいの状況ですが、彼は命を落とすことなく済みました。
あなたはこれを見て、彼はなんて運がいい人なんだろうと思いますか、それとも、二度もこんな目に遭うなんて、なんて運が悪いんだと思いますか ?
これは、経営の神様といわれるパナソニックの創設者である松下幸之助の話です。
彼は後にこう振り返っています。
「電車は目の前で止まってくれたし、周りの人も商品を拾ってくれたし、私はとても運がいい。」
海に落ちた時のこともこのように言っています。
「落ちたのが夏で良かった。自分は結核持ちなので、これが冬だったら絶対に助からなかっただろう。私はとても運がいい。」
運がいい人エピソード② ありのままの姿
1979年、映画監督のジョージ・ミラーは新作映画の主役を探していました。
主役のイメージは、戦いに疲れて傷ついた、しかしタフな男でした。
オーディション当日、ミラーは主役にぴったりだと思える俳優に出会います。
顔は青あざだらけ、体中が痛そうで疲れ切っており、服もきれいではありませんでしたが、まさに探していたとおりの俳優です。
ミラーはその俳優を「マッドマックス」の主役に抜擢しました。
それがメル・ギブソンです。
当時まだ無名の俳優だった彼は、オーディション前夜に3人の酔っぱらいに襲われたのです。
なかなか芽の出ない俳優生活に加えて、大事なオーディションの前日にひどい目に会いましたが、彼はあきらめず、メイクで顔の傷を隠すことなく、ありのままの姿でオーディションに臨み、見事主役の座を射止めたのです。
その後の彼の活躍は皆さんもご存知の通りです。
運が悪いことが続いたら
この二人のエピソードは「運がいい」話ですが、きっかけは「とにかく運が悪い」のです。
松下幸之助さんにいたっては、子供時代から運の悪いことが続き過ぎではないかというくらい、枚挙にいとまがありませんが、パナソニックを創設して経営の神様と言われるほど事業を成功させました。
なぜ、彼は運が悪い人から運のいい人になれたのでしょうか?
そのヒントは、松下幸之助さんの口癖にあります。
「わしは運が強い。わしほど幸運な人間はいない」と言い続たそうです。
普通ならば、運のいい人は電車にひかれそうになったり、泳げないのに海に落ちたりしないと考えるでしょうが、松下幸之助さんは起きてしまった過去のことではなく、そこから先を見ていたのです。
過去の悪い面に捉われず、今の状況を素直に受け入れて、感謝するから「わしは運が強い。わしほど幸運な人間はいない」と言い続けられたのでしょう。
この考え方が人間には最も大切だと信じていたので、採用面接でも「君は運がいいと思うか?」と質問し、「運は良くないです。」と答えた人は、どれほど能力が高くても、資格を持っていても採用しなかったと言われています。
自分で自分の運を信じていない人を他人が信じられるわけがないということでしょうか。
運を味方にするコツ
運を味方にするコツは、運が悪いことが続いて気持ちが沈んだ時に、運のいい人のエピソードに触れてみみることです。
自分の現状との落差に、ますます落ち込みそうと思われるかもしれませんが、今回ご紹介したエピソードも、もともとはものすごく運が悪い話です。
つまり運がいいと感じるエピソードとは、出だしは良くなくても最後にはめでたしめでたしで、もしくはそれ以上の良い形で終わっているのです。
終わりよければ全てよしです。
あなたが運が悪いことが続くと感じているときは、次のことを試してみてください。
運が悪い中でも「これぐらいで済んで良かった。」とか「このことが良いきっかけになった」と前向きに思えることを探します。
そして「だから自分は運が良い。」と自分自身に言い聞かせます。
もちろん、最初は半信半疑かもしれませんが、続けているうちに不思議と「災い転じて福となす」のように、結果的には運がいいと思えるようになりますよ。
まとめ
今回は、とにかく運が悪いと感じたときに読んでいただきたい、運がいい人のエピソードをお届けしました。
ここまで読んでくださったあなたは、運のいい、悪いは表裏一体であり、自分の捉え方、物事の見方によるのだということをお分かりになったと思います。
自分は運がいいのだと信じ、物事の良い面を見るからこそ信じた道をあきらめずに進めるようになります。
あきらめずにやり続けることが良い結果を生み、それによって益々自分はできる、運がいいのだと信じられるようになる。
この連続があなたにとって、運を味方にする力になるのです。
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